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第二十三銀行本店(大分)

4件目は、九州の銀行建築をご紹介します。


旧第二十三銀行本店は、大分市 府内町(地図)にある銀行建築で、レンガ造り2階建ての建物は、東京駅を設計したことで知られている辰野金吾によって、大正2年に建てられました。
(辰野・片岡建築事務所の設計)

a0188759_11352090.jpg


昭和20年に戦災で外壁を残して消失したものの、昭和24年に修復され、大分銀行本店として使われていました。
現在の大分銀行本店が完成した昭和41年以降は、貸しホール「府内会館」として使われましたが、大分銀行創立100年を機に赤レンガ館に改装されて、平成5年からは大分銀行赤レンガ支店、平成14年からは大分銀行ローンプラザ支店として営業しています。
冒頭に書いたように当初はレンガ造りで建てられましたが、戦災修復の際に鉄筋コンクリート造りで補強されたと思われます。






東京駅と同じ赤レンガに白い御影石の組み合わせは、辰野式の典型です。
建物角部に設けられたスレート葺きの屋根ドームは大きなものではありませんが、採光用のアーチ窓を備えているのも、辰野建築によくあるパターンです。
(デジタルズームと思われる古いデジカメのため、画像が粗いです)

a0188759_1274631.jpg


右側(ドーム下)の出入り口は、エンタシスの支柱で両脇を固め、上部には半円の石飾りを戴いた重厚なもの。
建物そのものが高床になっているため、5段の踏み段を昇って入ります。

a0188759_15363359.jpg


奥の角部はシンプルな造り。
角の1階部分は御影石の細いラインが横に走り、2階部分は屋根上のパラペット部から続く縦のラインが走っています。

a0188759_15523579.jpg


辰野建築らしく、レンガ積みはフランス積みでもイギリス積みでもない小口積み。
1階の窓は銀行建築の常で金柵付き、2階の窓は上げ下げ窓の内側にもう1枚ガラス窓がはめ込まれた2重窓になっています。
窓周りに少し装飾がある以外はシンプルですが、営業室の採光のためか、高い位置に丸窓が並んでいるのがいい雰囲気です。

a0188759_15465186.jpg


左側の出入り口には、御影石を円形に象った装飾がされた大きな開口部があり、その中の段を昇ったところに要石を備えたアーチ扉が構えています。
おそらく、こちらが当時の利用客が出入りした扉だったのではないかと思われます。

a0188759_16504047.jpg


なお、店内は戦災修復と銀行再開時の改装により、歴史は全く感じません。
営業室は吹き抜けではない一般的な2階建てでしたが、修復か改装のどちらかにより2階の床が設けられたのか、建築当初からだったのかは不明です。
(銀行の方に聞いたところ、当初より2階建てだったとのことですが、本当かなぁ)


見に行ったのは、4枚目の写真にある2002年の日韓ワールドカップを控えた2001年8月で、当時は赤レンガ支店として一般客が気軽に入れる店舗でした。
久々にデジカメデータを掘り返してみたところ、あまりに酷い有様だったので、また見に行かないといけませんね。
Epson CP-500(81万画素)で撮影。


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by okuruma1970y | 2011-01-22 17:18 | 九州