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マッケンジー邸(静岡)

18件目は、静岡県静岡市の個人住宅をご紹介します。


旧マッケンジー邸は、静岡県 静岡市 駿河区 高松(地図)にある元個人住宅で、白い壁が映える木造2階建ての建物は、W.M.ヴォーリズの設計により、昭和15(1940)年に建てられました。
この西向きの面は、階段がある3階建ての塔屋を中心に、扇状の食堂や玄関部などの各要素をつなぎ合わせたような、にぎやかな構造です。

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貿易商社の日本支社に派遣されたマッケンジー氏の自邸として建てられ、マッケンジー氏の他界後も夫人が住み続けていましたが、昭和47年にアメリカに帰国するにあたり、静岡市に寄贈されました。
現在は静岡市が管理しており、旧マッケンジー邸として一般に公開されています。
建物の中心は階段部分になっており、1・2階間の踊り場に光を落とす長いアーチ窓と、3階相当部分にある4面に3つのアーチ窓が連なった塔屋が目を惹きます。

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# by okuruma1970y | 2011-05-31 21:22 | 東海北陸

高岡共立銀行本店(富山)

17件目は、富山県高岡市の銀行建築をご紹介します。


旧高岡共立銀行本店は、富山県 高岡市 守山町(地図)にある銀行建築で、レンガ造り2階建ての建物は、辰野金吾監修の元で清水組の田辺淳吉が設計を行なって、大正4(1915)年に建てられました。
見たとおり、レンガと白い石の組み合わせに銅板葺きの屋根、控えめながら角部に塔屋を設けるあたりは、まさに辰野式です。

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現在は富山銀行本店として使われていますが、当初は銀行建築の常で平屋の吹き抜け構造だったものを、後に2階床を増築しているものの、撤去可能な構造のようです。
大正5年建築の旧北國銀行京都支店は鉄筋タイル貼りになっているので、辰野建築としては最後のレンガ建築かもしれません。
当初建てられた部分はさほど奥行きがなかったようで、その後2度にわたって増築されたようです。

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# by okuruma1970y | 2011-05-15 21:51 | 東海北陸

名古屋控訴院庁舎(愛知)

16件目は、名古屋の公共施設をご紹介します。


旧名古屋控訴院庁舎は、愛知県 名古屋市 東区 白壁(地図)にある公共施設で、レンガ造り3階建ての建物は、金刺森太郎によって大正11(1922)年に建てられました。

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厳密には「旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎」といい、控訴院つまり現在の高等裁判所の他、地方裁判所などとして昭和54年まで使われていました。
控訴院建築は、他に札幌に残っています。
現在は国の重要文化財に指定され、名古屋市政資料館として一般に公開されています。

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設計は司法省営繕課があたり、各地の裁判所や監獄を手がけた金刺森太郎が現場での施工にあたったそうです。
濃尾地震(明治24年)後に建てられた建物ゆえ、総レンガ造りというわけではなく、床や梁には鉄筋コンクリートを組み合わせた耐震建築になっているようですが、完成翌年には関東大震災が起きたため、レンガ造りの大規模建築としては最後期に建てられたもののようです。
石とレンガの絶妙なバランスや、中央最上部に銅板葺きのドームを戴いている点など、辰野式の雰囲気を強く感じます。

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# by okuruma1970y | 2011-04-24 18:24 | 東海北陸

大阪府立中之島図書館(大阪)

15件目は、また関西に戻って大阪府の公共施設をご紹介します。


大阪府立中之島図書館は、大阪府 北区 中之島(地図)にある公共施設で、レンガと石を組み合わせて造り上げた3階建ての建物は、野口孫一によって明治37(1904)年に建てられました。

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住友家15代の住友吉左衛門からの寄付により、住友建築部の野口孫市の設計を基に住友財閥によって建てられ、大阪府に寄付された図書館です。
現在も府立図書館として利用され、また国の重要文化財に指定されています。

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大屋根を石柱で支える石造り建築と、基部が高いことから長く続く大階段から、ローマ神殿のような威厳を感じます。
半地下構造により高い基部のの上には、2階建ての書庫や閲覧室がありますが、中央部には3階があり、ギャラリーが設けられています。
当初の出入口は正面中央の列柱奥の大扉だったのかも知れませんが、現在は大階段両脇の後付ヒサシ部分から半地下に入るレイアウトになっています。

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# by okuruma1970y | 2011-04-10 15:23 | 関西

諸戸清六邸(三重)

14件目は、三重県の本格洋風建築をご紹介します。


旧諸戸清六邸は、三重県 桑名市 桑名(地図)にある本格洋風建築で、木造2階建てに4階建ての塔屋が付属した建物は、御雇い外国人として来日したジョサイア・コンドルによって、大正2(1913)年に建てられました。
広角レンズで撮ったため歪んでいますが、塔屋はまっすぐ建っています、念のため。

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山林経営で財を成した諸戸清六(二代目)が、連なる和館とともに自邸として建てた洋館です。
設計は、工部大学校造家学科(現在の東京大学工学部建築学科)の初代教授としてイギリスから招聘され、明治初期の社交場であった鹿鳴館を設計したことでも知られる、ジョサイア・コンドルによるものです。
国の重要文化財に指定されており、現在は六華苑の一部として一般に公開されています。

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モルタル塗りの外壁は、水色に塗られているのが珍しいですが、落ち着いた色味に仕上がっています。
ただですら複雑なレイアウトですが、スレート葺きの屋根は、屋根窓やマントルピースの煙突を戴いており、変化に富んだ構造になっています。

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# by okuruma1970y | 2011-04-05 00:15 | 東海北陸