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カテゴリ:東北( 4 )

弘前市立図書館(青森)

30件目は青森県弘前市の公共施設をご紹介します。


旧弘前市立図書館は、青森県 弘前市 下白銀町(地図)にある旧公共施設で、木造漆喰壁3階建ての建物は、大工棟梁の堀江佐吉によって明治39(1906)年に建てられました。

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堀江佐吉は、津軽藩の御用大工の家に生まれ、明治維新後は公共建築などを手掛け、函館・札幌への出稼ぎで洋風建築の建築・設計も吸収し、弘前に洋風建築を広めました。
そして、日露戦争のための軍施設の建築を数多く手掛けて得た利益を元に、他業者と弘前市に寄付したのがこの図書館でした。

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日露戦捷弘前市立図書館として使われた後、昭和6年に堀江家に払い下げられ、昭和38年からは集合住宅(アパート)として使われていました。
平成2年に市制100周年記念事業の一環で現在地に移築され、現在は弘前市立郷土文学館として一般に公開されています。
また、平成5年には県重宝に指定されていますが、国の文化財指定はありません。

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by okuruma1970y | 2013-04-28 16:56 | 東北

池田氏庭園洋館(秋田)

29件目は秋田県大仙市の個人住宅をご紹介します。


旧池田氏庭園洋館は、秋田県 大仙市 高梨字大嶋(地図)にある旧個人住宅で、鉄筋コンクリート造2階建ての建物は大正11(1922)年に建てられました。
秋田県内では最初の鉄筋コンクリート造建築ということですが、今村敬輔という設計者の詳細は不明です。

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池田家は、山形(酒田)の本間家、宮城(石巻)の斉藤家と並ぶ東北三大地主の一つで、この洋館は14代の池田文一郎によって建てられました。
池田家は、小作人を多く抱える大地主であったものの、病院の開設など地域貢献にも尽力し、この建物も個人住宅とは書いたものの、居住用ではなく、私設図書館として地域の青少年に開かれていました。
また、賓客も多く、迎賓施設としての機能も備えていました。

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この洋館は昭和40年頃から使われておらず荒廃していたようですが、敷地が平成16年に旧池田氏庭園として国の名勝に指定されたことから、平成18年から5年をかけて修復されました。
総工費は約2億8千万円で、国と現在の所有者である大仙市とで半額ずつ負担したそうです。

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by okuruma1970y | 2013-03-30 18:50 | 東北

岩手銀行中ノ橋支店(岩手)

28件目は岩手県盛岡市の銀行建築をご紹介します。


岩手銀行旧中ノ橋支店は、岩手県 盛岡市 中ノ橋通(地図)にある旧銀行建築で、レンガ造2階建ての建物は明治44(1911)年に建てられました。
東京駅の建築家・辰野金吾と、地元出身の建築家・葛西萬司による設計の建物は、辰野式の典型です。

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当初は盛岡銀行本店として建てられ、その後は岩手殖産銀行本店、岩手銀行本店、同行中ノ橋支店として100年余りの間、銀行として使われ続けました。
老朽化伴い2012年8月をもって営業を止めて、2016年春の一般公開を目指して調査と修復を行っています(新聞記事)。

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平成6年には、現役の銀行ながら国の重要文化財に指定されました。

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by okuruma1970y | 2013-03-09 11:18 | 東北

山形県庁舎(山形)

またまた空いてしまいましたが、27件目は山形県山形市の公共施設をご紹介します。


旧山形県庁舎は、山形県 山形市 旅篭町(地図)にある旧役所建築で、レンガ造石貼り3階建ての建物は大正5(1916)年に建てられました。
なお正面から見ると1階は半地下構造になっており、一見すると2階建てのように見えます。
郊外に新築された新庁舎へ移転した昭和50年まで、県庁舎として使われていました。

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その後、昭和61年から平成7年まで10年を掛けて大規模な修復工事が行われ、現在は山形県郷土館「文翔館」として一般に公開されています。
山形県出身の建築家・中條精一郎を顧問として、田原新之助が実務を担当して設計が行なわれました。
中條精一郎は、曽禰達蔵とともに曽禰中條建築事務所を設立し、慶應義塾大学図書館や小笠原伯爵邸をはじめ多くの建物を設計した人物です。

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県内に多くの洋館建築を推進した初代県令(県知事)三島通庸による木造の初代県庁舎(明治10年築)が明治44年の大火で焼失し、二代目の庁舎として建てられたものです。
中央部に塔屋を備え、左右対称という役所建築の典型的な構成です。
渡り廊下によってつながれた県会議事堂も同じ時期に建てられたもので、いずれも昭和59年に重要文化財に指定されています。

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by okuruma1970y | 2013-01-14 13:57 | 東北