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崎津天主堂(熊本)

2件目も九州の教会堂をご紹介します。


崎津天主堂は熊本県 天草市 河浦町崎津(地図)にある教会堂で、鉄筋コンクリート造りの三廊式の建物は、今村天主堂と同じ五島列島出身の大工棟梁・鉄川与助によって昭和9年に建てられました。

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天草下島の西岸の入り江に建っていますが、集落に溶け込んでいます。

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正面中央の上部に鐘楼と思しき尖塔を戴いています。
尖塔頂部に十字架が掲げられているのはもちろんのこと、細い装飾も空に伸びています。
鐘の音を拡げる鎧戸は、開かないのかな。

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外壁はドイツ壁風に、粗さを残した表面仕上げです。
出入り口上の大きなバラ窓には、アーチ状の庇が備えられていて、色ガラスのステンドグラスを守っていました。 小さな十字架も見えますね。
胴蛇腹の部分にはXをモチーフにした装飾が続き、また所々に○を3つ連ねたような形を浮かび上がらせています。

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正面両側や側面のアーチ窓は、上げ下げ窓ではなくシーソー式に開き、色ガラスがはめ込まれています。
尖塔を含む前2スパンは鉄筋コンクリート造りのドイツ壁風仕上げですが、後ろ3スパンと一番奥の至聖所(祭壇)部は、現在は新建材で覆われており、20年ほど前の建築本でも色の変わり目があったので、当初は横羽目板とか下見板張りだった木造なのではないかと思われます。

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正面では胴蛇腹だった高さは、側面の軒蛇腹につながっていますが、同じXモチーフの装飾が木造部まで続いています。
○を3つ連ねた形も正面のドイツ壁部と同じ。
今村天主堂と同じく、側面にもシンプルな出入り口が設けられています。

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一番奥の至聖所(祭壇)部は、八角形の五面で構成されていますが、ステンドグラスではないものの、元のガラス窓を守るためか、二重窓になっているようです。
側面と至聖所の間にうだつ状の壁があるのも、今村天主堂と同じですね。

a0188759_18112592.jpg


堂内は撮影禁止だったので、寄付代わりに購入した絵はがきから。
解説文にもありますが、漆喰壁に漆喰仕上げのリブヴォールト(こうもり)天井で明るく開放的な雰囲気でした。
当初の使われ方としては、畳に座ってお祈りしていたと思われますが、現在では椅子が置かれていたので、椅子に座ってお祈りするのでしょうね。

a0188759_18235422.jpg

 (崎津天主堂で購入した絵はがきをスキャンさせてもらいました)

中央部の心廊と、支柱で仕切られた側廊がある三廊式ですが、普通の三角屋根の傾きを使っているので、心廊上部には採光窓はなく、十字架をイメージした円形のモチーフが掲げられていました。


*現在もミサ等を行っている現役の教会ですので、見学の際は十分ご配慮ください。


鉄川与助の教会を五島列島に見に行った後、熊本県にも鉄川作の教会があることを知り、見に行きたいと思い続けて5・6年、2009年(平成21年)6月に見ることができましたが、熊本からレンタカーで3時間ほど掛けて行った甲斐がありました。
熊本県内には、その他に大江天主堂と手取教会がありますが、それらも追々ご紹介します。
Nikon Coolpix E5000で撮影。


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by okuruma1970y | 2011-01-08 18:50 | 九州