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今村天主堂(福岡)

洋館探訪ブログで最初に詳細写真を紹介する建物は、日本国内にある教会堂はもちろん建築物として、個人的には日本で一番素晴らしいと思う今村天主堂です。


今村天主堂は福岡県 大刀洗町 今(地図)にある教会堂で、レンガ造りの三廊式の建物は、五島列島出身の大工棟梁・鉄川与助によって大正2年に建てられました。
【追補】平成27(2015)年に、国の重要文化財に指定されました。

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通りに面している民家の間から、レンガ塀で仕切られた細い道を通ってアプローチします。

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レンガ造りの建物の正面には、鐘楼と思しき尖塔を2本戴いています。

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尖塔の頂部は、緑青銅板葺き。
辰野金吾の建物でもよく見られるように、レンガの赤によく映えます。
軒部はアーチ状に加工したレンガを凸凹に組んで、立体感ある蛇腹に仕上げています。

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正面出入口は、中央の他に左右にも設けられています。
外壁補強のための控え壁が設けられ、目地への浸水を防ぐためか、雨を流すよう頂部が傾斜した石が載せられています。

a0188759_10421153.jpg


横向きの開口部を覗き見ると、向こう側まで通じているのがわかります。
石で囲われた正面に向きの開口部に対して、左右に向いた開口部はレンガと石のコンビネーションですが、角石とか要石と違ってあまり見ない装飾かな。

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中央上部だけは白いペンキで塗られた横羽目板張りで、バラ窓がはめ込まれています。
一番奥の至聖所(祭壇)部の曲面はレンガで組まれていて、横羽目板との境は、うだつ状のレンガで仕切られています。

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教会堂の建物を真上(上空)から眺められたとすると、十字状になっていることが多いのですが、左右に伸びた部分にも出入口が設けられています。
正面同様、横に向いた開口部はレンガと石のコンビネーション。

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空に伸びる尖塔を戴く伸びやかな正面に対して、高さある内部空間を確保するために、教会堂部分は意外とずんぐりしています。
中央部だけが背が高く、両側はなで肩状に下がっています。
後ろから見ると、一番奥の曲面(16角形ぐらいの細かな直線の組み合わせ)がよくわかります。

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堂内に入ると、大空間が広がっています。
天井高の高い心廊(中央部)と、支柱で仕切られた左右の側廊がある、三廊式の構造です。

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至聖所(祭壇)は5面にステンドグラスがはめ込まれ、複雑だけど美しい放射状の天井構造を見ることができます。

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心廊と側廊を仕切る列柱は、白い壁に対して濃い木の色で、見事な装飾の柱頭と相まって荘厳な空間を醸し出しています。

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心廊上部の左右は、外壁が木造部分には小さなバラ窓が、その下には細い支柱が並ぶアーチの仕切りが連なっています。
左右の出入り口上には、アーチ状のステンドグラスが光っています。

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出入り口を振り返ると、楽廊と呼ばれる2階部分があります。
オルガンの有無は確認できませんでしたが、聖歌隊が歌ったりするエリアです。
上を見上げると、頂部と側面のアーチを複雑な曲線でつないでいる、コウモリ天井ともリブヴォールトとも呼ばれる天井の構造が見えます。

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左右のステンドグラスから差し込む光は、本当にキレイです。
荘厳な空間の中にも、幻想的な雰囲気も兼ね備えています。

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*現在もミサ等を行っている現役の教会ですので、見学の際は十分ご配慮ください。


この写真は、2004年(平成16年)に2回目の訪問で撮ったもの。
最初に見に行った2001年に今村天主堂の素晴らしさに感動し、その建築家・鉄川与助を知って、五島列島の教会群を見に行ったほどでした。
Nikon Coolpix E5000で撮影。


ホームページ洋館探訪の「福岡県内各地の洋館」ページはこちら


こんな感じで、1つの建物につき5〜15枚ぐらいの写真で紹介していこうと思います。
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by okuruma1970y | 2011-01-01 11:29 | 九州 | Comments(2)
Commented by たくあん at 2013-07-22 21:22 x
はじめまして。

この教会は見事ですよね!
以前、五島列島へ教会を撮影しに行った帰りにこちらにも立ち寄ったのですが、想像以上に見事だった想い出があります。
今では内部の撮影は禁止されているので貴重な写真だと思います。

ところで、こちらのブログをリンクさせていただいてもよろしいですか?
自分も洋館好きで色々と見に行くのが好きなのです。
Commented by okuruma1970y at 2013-07-23 21:44
>>たくあんさん
本ブログの1回目に取り上げたこともあり、国内ではマイ・ベストと思っている建造物ですが、とにかく見事ですね。
五島列島のお帰りに立ち寄った由、私はその逆でしたが、鉄川与助の教会建築はただただ感動するばかりです。
以前は西国の教会群は自由に撮影できましたが、五島列島しかり、最近は厳しいようですね。
拙い写真ですが、目に焼き付けられた上に、記録にも残せてよかったです。
私も趣味で見て回っているだけですが、リンクしていただければ幸いです。
こちらからもリンクさせていただきますね。
今後もよろしくお願いいたします。
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